PROFILE

Kaori Kojima 小島 香

1962 東京生まれ

1980 女子美術大学附属高等学校卒業

1984 武蔵野美術大学日本画学科卒業

1986 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了


小さい頃、初めての絵画教室で、画面いっぱいにパイナップルを描いた時の、楽しさったらなかったです。小さなパイナップルを大きく自由に描く面白さに惹きつけられました。

セザンヌのリンゴでは、どんな色を使ってもいいんだなと。描くものの色も影の色も、自由に作っていいんだなー とわくわくしたのを覚えています。

高校の時は油彩画を。外で風景を描くのが楽しかった。ペインティングナイフで、線も面も削るのも全部やっていました。

初めて創画展という日本画の展示を見て、岩絵具の美しさに惹かれました。大学の受験の時の着彩(水彩)の練習では「花は、これから咲くように。咲いてから散るようにも描くんだよ」と言われた言葉がとても心に残っています。

大学の時は、人物を描いていました。友人にモデルさんになってもらって。

座ったり立ったりしてる時、その空間が色々変化している気がして、その人物とまわりの空間を意識するようになりました。

それは、対象が変わっても、ずっと同じです。

モノが在るなら、または 無くても、そこには それと繋がる空間が在る。どこかの面や線がつながって、見えなくてもそこと繋がって、そこに在る。

そんな空間を表すのが楽しくて面白くて、筆を持ちます。

画面の上で、足したり引いたりしながら、生きているようなその空間を作るのが、最高に楽しいです。

宇宙の中の、この地球上にいるのは、人間だけじゃないんだろうなーと自然に思っています。

人間だけで、この世界が創られているのではなく。

私たち自身の身体も、いのちも、ものすごく神秘だから、人間+アルファの存在たちが共にこの地球を創ってくれているんだろうと思うのです。

そんな存在も、ほんのりと感じていただけたら嬉しいです。

いつもそっと、あなたに寄り添って応援してくれている存在が、きっとあるのです。

誰かのエールになりますように。

あなたに届きますように。


◆グループ展・公募展他

1984〜1987 創画展

2011〜 銀座ゆう画廊『さすらいの日本画展』 『描くひと展』 『花の絵展 』『祈り展』 他

越谷ギャラリーK 『遊墨展』

国分寺名曲喫茶でんえん『帰ってきたエクスプレッションズ展 』

横浜関内 画廊 楽 『遊 展』 他

横浜 麦田町ギャラリー『龍とヒカリの杜展』

◆個展

2018 2月入間市文化創造アトリエ AMIGO

2019 5月東京銀座 ゆう画廊

2022 11月21〜27日 東京銀座Oギャラリーにて個展を予定しています。